名古屋を訪れた際に絶対に外せないのが、味噌煮込みうどんです。
特に「山本屋本店」と「山本屋総本家」は、名古屋を代表する味噌煮込みうどんのお店です。
しかし、「山本屋本店」と「山本屋総本家」にはどのような違いがあるのでしょうか?
山本屋は「本店」と「総本家」の違いだけですので、暖簾分けや同じグループ会社のように思いがちですが、実は「山本屋本店」と「山本屋総本家」は別の会社なのです!
ですが、山本屋本店と山本屋総本家は名前が似ているので
味やメニューは似ているのか?
サービスや値段は違うのか?
実際のお客さんの口コミはどうなの?
などなど、色々と比較した情報が知りたいですよね!
そこで本記事では『山本屋本店と総本家の違いや関係は?口コミや評判・値段も比較!』と題しましてお送りします。
【本記事でわかること】
・山本屋本店と山本屋総本家の違いや関係は?
・山本屋本店と山本屋総本家の口コミは?
・山本屋本店と山本屋総本家はどっちがおすすめ?
山本屋本店と山本屋総本家の違いや関係は?
結論から言うと山本屋本店と山本屋総本家は別会社です。
どのように違うかを
・経理の違い
・創業年の違い
・ルーツの違い
以上で解説します。
経営の違い
山本屋本店と山本屋総本家は名前が似ているだけで、別の人が経営している別の会社でした!
山本屋本店と山本屋総本家の両方のお店のHPを確認したところ、運営している会社名や代表者が違っていましたので別会社で間違いないようです。
引用元:山本屋本店
会社名 株式会社 山本屋本店 所在地 〒453-0025 名古屋市中村区賑町35 連絡先 TEL:052-471-5547 FAX:052-481-5635 代表者 代表取締役 市村聡一郎、市村錬太郎
引用元:山本屋総本家
会社名 株式会社 山本屋総本家 所在地 〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄3丁目12番19号 連絡先 TEL:052-322-0521 代表者 代表取締役 町田 幸子
山本屋本店と山本屋総本家は名前がかなり似ていますが、 全く関係ない別の会社がそれぞれ運営していると言うことが分かりました。
創業年の違い
山本屋本店は「明治40年」、山本屋総本家は「大正十四年」が創業年とのことです。
引用元:山本屋本店
創業 明治40年
大正十四年名古屋大須にて、初代店主である島本万吉と妻きぬから、二代目町田守一と妻雪枝が受け継ぎ、三代目町田善一、妻幸子が名古屋の名物にまで育て上げました。
引用元:山本屋総本家
明治と大正で比較しにくいですが、西暦に直すと以下のようになります。
明治40年 = 西暦1907年
大正十四年 = 西暦1925年
以上から、山本屋本店と山本屋総本家の創業年には18年ほどの差があり、全く違うことが分かります。
ルーツの違い
Wikipediaの情報にはなりますが、山本屋本店と山本屋総本家のルーツも別だということが分かりました。
結論としては、味噌煮込みうどんの元祖であるとされている「山本にこみ」の屋号を買い取った人が創業者の山本屋本店、そのお店で働いていた人が創業者の山本屋総本家となります。
以下、Wikipediaを抜粋した内容です。
<山本屋本店>
・うどん屋を開いていた市村彦一郎が山本屋の屋号を買取り、屋号の店(山本にこみ)の創業年である明治40年を創業年として「山本屋本店」を発展させた
<山本屋総本店>
・島本万吉・きぬ夫妻が大正14年に山本にこみ買取った。その店で働いていた町田雪枝・守一が店を引き継いで「山本屋総本家」として発展させた
山本屋本店と山本屋総本家の創業者は、現在の経営者と同じ苗字であることからもこの情報はおそらくは合ってそうに思います。
山本屋本店と山本屋総本家の味や店の雰囲気の違い
ルーツだけ見ると山本屋本店のほうが山本屋総本家よりも味噌煮込みうどんの元祖の「山本にこみ」の味を系譜しているように思いますが、以下のように味が違うようです。
山本屋本店:シンプルで味わい深い味噌スープが特徴の味噌煮込みうどん
山本屋総本家:しっかりした味で麺も硬めのいわゆる名古屋の味噌煮込みうどん
山本屋本店はシンプルながらも深い味わいがあり、地元の方々はもちろん、観光客からも愛されています。
一方、山本屋総本家は、特選の具材を使った味噌煮込みうどんが食べられるお店ですよ!
また、山本屋総本家はお店の内装も少し上品で、大切な方と一緒に訪れるには最適な雰囲気です!
なお、土鍋にも違いがあって、
山本屋本店:伊賀の陶土を使ったオリジナルの土鍋
山本屋総本家:信楽焼の土鍋
以上を使用しており、土鍋にも違いもこだわりを感じますよね!
山本屋本店と山本屋総本家のメニューと値段の違い
山本屋本店と山本屋総本家は提供しているメニューとその値段には違いがあるのでしょうか?
ということで山本屋本店のメニューと山本屋総本家のメニューをそれぞれご紹介します。
山本屋本店
山本屋本店は大門本店のメニューと値段を紹介します。
メニュー | 値段 |
味噌煮込みうどん | 1,298円 |
名古屋コーチン 味噌煮込みうどん | 2,178円 |
かしわ 味噌煮込みうどん | 1,848円 |
黒豚 味噌煮込みうどん | 2,178円 |
きつねと九条ネギ 味噌煮込みうどん | 1,793円 |
天ぷら 味噌煮込みうどん | 1,903円 |
スタミナもつ 味噌煮込みうどん | 2,288円 |
ごはん(並) | 200円 |
ごはん(大) | 300円 |
自家製漬物 | 300円 |
名古屋駅周辺のエスカ店、JR名古屋駅店などはテナント料の高さや観光客が多く訪れる関係なのか、大門本店よりも100円~200円くらい高い値段設定となっています。
通常メニュー 味噌煮込うどん
山本屋本店
卵とかまぼこ、青ネギといった定番の具材と、濃厚なスープが名古屋の家庭料理として愛されてきたのもうなづけます。
通常メニュー 名古屋コーチン入り味噌煮込うどん
山本屋本店
名古屋コーチンと味噌煮込みうどんのコラボレーションで、一品で2つも名古屋名物を味わえます。
季節限定・冬 牡蠣入り味噌煮込うどん
山本屋本店
山本屋本店では季節限定として春、秋、冬の3シーズンに特別な味噌煮込みうどんが販売されます。
この他に、秋はきのこ入り、冬は牡蠣入りなどの季節限定メニューの提供があり、来店客を飽きさせない工夫もされています!
山本屋本店は、伝統的な味噌煮込みうどんを中心に、シンプルで家庭的なメニュー構成が特徴です。
また、味噌煮込みうどんとセットで漬物がついてくるのも嬉しいサービスですね!
山本屋総本家に比べると数百円ほど値段は高めですが、季節限定のメニューもあり何度でも行きたくなる品揃えですね!!
山本屋総本家
山本屋総本家のメニューと値段は以下の通りです。
メニュー | 値段 |
普通煮込うどん | 1,265円 |
玉子煮込うどん | 1,430円 |
名古屋コーチン煮込うどん | 2,013円 |
名古屋コーチン親子煮込うどん | 2,178円 |
金華豚煮込うどん | 2,178円 |
かしわ煮込うどん | 1,595円 |
親子煮込うどん | 1,760円 |
牛すじ(1本) | 290円 |
おでん(1皿3品) | 528円 |
御飯 | 220円 |
白菜漬け盛り合わせ | 290円 |
価格帯は山本屋総本家のほうが少しお安い値段設定になっています。
普通煮込うどん
山本屋総本家
山本屋総本家の神髄であるうどんとスープをしっかりと味わえそうな一品です。
名古屋コーチン煮込うどん
食べログ
名古屋コーチン入り味噌煮込みうどんは具材も増えて、リッチな味噌煮込みうどんになっていますね。
各煮込うどん一半(大盛)
山本屋総本家
味噌煮込みうどんをたっぷり堪能したい方には、煮込うどん一半の大盛がおすすめです。
山本屋総本家は、うどんの「こし」と味噌の「こく」でしっかりとした味わいのある味になっています。
あた、山本屋本店は味噌煮込みうどんの他に、おでんなどのサイドメニューがあるのも嬉しいですね!
山本屋総本家は、山本屋本店より味がしっかりしていて麺も硬めで、いわゆる名古屋ならではの味噌煮込みうどんが味わえるお店になっていますよ!
山本屋本店と山本屋総本家の店舗数と地域の違い
山本屋本店と山本屋総本家は、店舗数や地域展開について表にまとめました。
山本屋本店 | 山本屋総本家 | |
店舗数 | 13店舗 | 5店舗※ |
展開地域 | 名古屋市内中心に展開 | 名古屋市中心街のみ |
店舗情報 | <名古屋駅周辺> 大門本店(おおもんほんてん) 名古屋駅前店 エスカ店 JR名古屋駅店 <栄・伏見駅周辺> 栄本町通店 栄中央店 広小路伏見店 栄店 <名古屋市郊外> 守山店 桜山店 名古屋インター南店 <愛知県一宮市> 一宮インター北店 <三重県四日市> EXPASA(エクスパーサ)御在所(下り線)店 | <名古屋市中心街> 本家 名鉄百貨店 松坂屋店 タワーズ店 金シャチ横丁店 |
なお、山本屋総本家は以前は東京にも
・神田泉店
・浅草雷門店
・人形町店
以上の店舗がありました。
ですが、現在は閉店していて山本屋総本家のお店のHPにも記載がありません。
山本屋本店の口コミ
山本屋本店にはどんな口コミがあるのでしょうか?
「安定の美味しさ!名古屋に来たらやっぱ味噌煮込みうどんが食べたくなる。山本屋の味噌煮込みは出汁が独特で味の濃さがあるもののくどくなくてスッキリした味わいがクセになる。」
食べログ
山本屋本店のスープに虜になったお客さんの口コミを見つけました。
「数年ぶりに名古屋で味噌煮込みうどんを食べました。今回はなめこ味噌煮込みうどんをオーダー。平日ランチは少しお得みたいです。」
食べログ
リーズナブルに山本屋本店の味噌煮込みうどんをいただくには平日ランチを狙いましょう。
「遊んだ帰りに嫁と一緒に行ってきました。とてもとてもスタッフさんの接客が丁寧ですごい好印象でした。」
食べログ
山本屋本店は味噌煮込みうどんの味だけでなく、スタッフさんの接客も良いんですね。
山本屋総本家の口コミ
山本屋総本家にはどんな口コミがあるのでしょうか?
「名古屋名物を食べたくて、味噌煮込みうどんの老舗行ってきました。雰囲気からのんびりって感じ。」
食べログ
口コミから山本屋総本家の老舗ならではの落ち着いた雰囲気が感じられます。
「出張先で、子供の頃に父親と来た山本屋さんにどうしても行きたくて、開店時間前に並ぶ覚悟で訪問。」
食べログ
山本屋総本家が長年お客さんに愛されてきたのが分かりますね。
「地方から友達が来たので、名古屋名物の味噌煮込みうどんを頂こうと思い、山本屋総本家さんへ、お伺いさせて頂きました。」
食べログ
山本屋総本家のお店は名古屋の中心街にあるので、地方から来たお友達と一緒に訪れやすいですね。
山本屋本店と山本屋総本家はどっちがおすすめ?
山本屋本店がおすすめな人
・昔から名古屋市民に愛されてきた、伝統的な味を重視する人
・季節限定メニュー、漬物のサービスなどサービスを重視する人
・味噌煮込み初心者の人(シンプルな味噌スープと硬すぎない麺なので、初心者でも食べやすい)
山本屋本店では、奥深い味わいの味噌煮込みうどんを提供しており、伝統的な味を重視する人には最適です。
また、地元の名古屋市民に長年愛された味を堪能したい人にもおすすめします。
山本屋総本家がおすすめな人
・味噌煮込みうどんの美味しさをを探求し続ける、こだわりの味を堪能したい人
・駅近の百貨店を利用するついでに味噌煮込みうどんが食べたい人
・店の雰囲気や内装が上品でデートに使いたい人(スープの跳ね用にエプロンがデフォルトで提供されます!)
山本屋総本家は、「こし」と「こく」を追求した味噌煮込みうどんを味わいたい人におすすめです。
また、遠方から来たビジネスマンや観光客など交通アクセスの良いお店で名古屋名物の味噌煮込みうどんを味わいたい人にもおすすめします。
まとめ
山本屋本店は伝統と味わい深いスープを重視する方に、山本屋総本家は味噌煮込みうどんの「こし」を求める方におすすめです。
ただ、山本屋本店でも山本屋総本家でも、どちらを選んでも名古屋の味噌煮込みうどん文化を味わうことができますよ。
お読みいただきありがとうございました。